【家庭】元コーヒー業界で働いていた人間の、私見に基づくお勧めコーヒー豆(2)
今週のお題「お気に入りの飲み物」
前回の記事に引き続いて、
honey-consultant.hatenablog.com
ちょっとだけコーヒーをこだわりたい方向けに、私が考えるコスパのよいこだわりポイントを記載していきたいと思います。
※手間と効果を考え、こだわりポイントを絞っています。
もっとこだわりたい方は専門のサイトをご覧くださいませ。
(2) 産地
私は便宜上、産地のセレクションを『①品種 ②種皮の取り除き方 から逆説的に選択』しています。
①品種
アラビカ種、カネフォラ種
②種皮の取り除き方
ナチュラル製法(乾燥してから剥く)、ウォッシュド製法(剥いてから乾燥させる)
①品種、②種皮の取り除き方、の組み合わせ毎に生産量が大きく、価格が安い産地をご紹介していきます。
香味の特徴から自分の好みの産地を選んでみてください。
■ブラジル(アラビカ種、ナチュラル製法)
・苦味とコクが強いコーヒー。
・比較的万人受けする味で、日本人が想起するコーヒーの味覚に最も近い。
・ミルクと合わせて飲まれる方に。
■エチオピア(アラビカ種、ナチュラル製法)
・華やかでフルーティ。
・フレーバーティーなどが好きな方に。
※輸出される港 『モカ』 の名前でご存知の方も多いかと思います。
ブラジルと同じアラビカ種、ナチュラル製法なのに味が違うのかい!!と突っ込みを受けそうなので補足を。
関係者には怒られるかもしれませんが、エチオピア(モカ)は種皮を乾燥させる工程で発酵が行われています。
現地を見ると発酵工程が顕著です。
一般的にコーヒーの世界で発酵はネガティブ用語ですが、
この発酵工程こそがフローラルで、フラワリーな唯一無二な味を創りだしていると考えています。
ちなみに私が最も好きな産地が『エチオピア』です。
■コロンビア、ラオス(アラビカ種、ウッォシュド製法)
・上品で雑味が少ない。
・後切れがよくすっきりしている。
・深く焼くと上質な力強いコーヒーの苦さ。浅めに焼くと柑橘様の上質な酸味。
■ベトナム(カネフォラ種、ナチュラル製法)
・昔の喫茶店(純喫茶?)のアイスコーヒー様。
・ミルクやクリームをたっぷりいれて、あま~~くして飲むのが好きな方。
・インスタントコーヒーっぽい芋甘さが好きな方。
(3) 焙煎度
焙煎度は厳密には無限なのですが、便宜的に3つ『浅煎り(弱く火入れ)、中煎り、深煎り(強く火入れ)』で区分してみます。
私は(2)で好みの味の産地を見つければ、その特徴を生かす焼き方をするのがコスパのよいコーヒーになると考えています。
そのため産地を決めてしまえば、ひとまずは焙煎度も決めてしまってよいと思います。
(無限の組み合わせを楽しむ世界でもありますが)
■ブラジル
・中~深煎り
■エチオピア
・中~浅煎り
■コロンビア、ラオス
・深煎り:シャープな苦味。
・浅煎り:柑橘系の酸味。すっきり。
■ベトナム
・深煎り
(4) 保存条件
※めんどくさければ(2)(3)に比べると影響は少ないので無視してください。
・私は、① 挽いていない豆を購入 ⇒ ② 冷凍庫に保管 ⇒ ③ 飲む直前に挽いて抽出
しています。
・特に飲む前に挽くことをお勧めします。香りが強く感じられると思います。
・焙煎後のコーヒー豆は鮮度が大事ですので、消費に長期間(2週間以上)かかりそうな場合は冷凍保存しておくことをお勧めします。
入門編として記載のコーヒー豆から試していただくと、特徴が顕著で自分好みの豆を見つけ易いと思います。
長くなりましたが、最後に私の最近のお気に入りのコーヒーをご紹介させていただきます。
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※現在も冷凍庫に入っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!