【書評】数学女子 智香が教える 仕事で数字を使うって、こういうことです。
■総評
ビジネスで活用する数字の使い方、読み方の基本が学べます。
小説仕立ての内容でとても読みやすいです。
1~2時間程度で読めちゃいますが、その翌日から会社資料が深く読み込めるようになり、それっぽい(笑)質問ができるようになります。
繰り返しますが、たった1~2時間で自分の成長が実感できる貴重な書籍だと思います。お勧めです。
■読もうと思ったきっかけ
管理職になったことで畑違いの部署異動が発生し、マーケティングやリサーチの勉強をすることなりました。。。
これまで感覚や思い付きのみで業務をこなしてきましたが、
データ解析、仮設立案、検証、、、と数字を活用するような業務が中心となり、自分がいかに力不足か痛感しました。
いきなり専門書的な書籍では難しすぎたので、まずは読みやすい書籍から勉強しようと考え本書を選んでみました。
■参考になった内容
・数字は比較することで意味が見えてくる。単体では意味がない。
⇒まさに見えている数字に飛びついてしまう自分の悪癖。
常に数字をみたら「比較対象は何??」「比較対象と比べることで何が言えるのか??」を意識したい。
・数字をもとに意思決定しても失敗することは当然発生する。その際に、数字を元に判断したのであれば納得できる。
⇒管理職になるとメンバーの生活にも責任が生じる。自分やメンバーが納得できるかどうかはとても大事なプロセスだと感じた。
また数字で判断したのであれば、原因がどこにあったのか把握しやすく、次に同じような失敗がしにくくなるのではと感じた。
・平均値を代表値と信じない。中央値、最頻値、、どの数字に代表性があるのか考える。
⇒平均値は便利で理解しやすいので飛びつきしやすいです。
ばらつき、ヒストグラムがどうなっているのか意識していきたい。
■こんな人におすすめ
特に数字に苦手意識のある方に読んでもらいたいです。
記載されているのは小中学レベルの数学ですが、仕事で使うには十分だと思います。
私の部下にも数字が並ぶだけでアレルギー反応を示す子がいるのですが、
この本を紹介したところ、読みやすかったようで、資料やデータの解析力向上が見られました。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!